今回はパリから北へ300㎞、ベルギーにある古都「ブルージュ」から。


ブルージュは、中世の街並みが今もそのまま残っているということで、世界遺産にも登録されています。








あいにくの天気。霧にむせびそうになります。









この街の中心部にある鐘楼。

街のシンボル的な建造物で、もちろん登ることができます。

登ってみたのですが、霧のため眼下には何も見えません。

帰り際、入場料の割引を求めましたが、もちろん却下です。











すぐ傍のマルクト広場にて





きれいな御御足の淑女がダンスでお出迎え。

毛皮との対比が絶妙です。

私の食い入る視線に問題があったのか、

すぐにブラスバンドとともに霧の彼方へ消えていきました。











街中を歩くと目に付くのが、軒先にある瀟洒な看板。






こちらは旅館。









遊覧船乗り場。









こちらは、ご想像におまかせ・・・。












さて、いよいよこれからが本番です。

この度、ブルージュにいた最大の目的は「FRIET MUSEUM(フライドポテト博物館)」。

世界にジャガイモ博物館は星の数ほどあれど、

フライドポテトにスポットを当てた博物館は、私の知るところココだけ。




モノの本によると、フライドポテトを最初に作ったのはベルギーとされています。

しかしながら、巷ではフライドポテトのことをよくフレンチフライといいます(特にアメリカでは)。

これは、数世紀前アメリカに移住したベルギー人がフライドポテトを作り、

そのベルギー人がフランス語を話していたために(ベルギーの公用語のひとつはフランス語)、

現地のアメリか人が勘違いして「フレンチフライ」と名付けたのに起因するそうです。

この誤解を解くために設立されたのがこの博物館というわけです。


「フレンチフライ」を本来あるべき呼称「ベルジャンフライ」に変えるために作られた博物館、

その名も「FRIET MUSEUM(フライドポテト博物館)」。

大きな志です。














はい、これが建物です。

ジャガイモ系博物館のルーヴルといわれるだけあって荘厳なかんじです。







中に一歩入ると・・・。










匂い立つようなポテトのオブジェが。

原寸比20倍といったところでしょうか。

ケチャップとのコントラストが絶妙です。







さらに進むと・・・。









愛くるしいポテトが道を指し示しています。











スタート地点に来ました。

解説を読むと・・・。

「ある日、小さなジャガイモのピーターくんは、フライドポテトのフィオーナちゃんと村の祭りで出会いましたとさ。二人は一目会ったその日から恋に落ち、お互いの全てを知りたくなりましたとさ」と書いています。

御芋カップルの掛け合い漫才で、じゃがいもとフライドポテトの歴史を紐解くという、史上初の試みのようです。







最初は、ピーターの身の上話から。「ピーター、あなたの家族のことを教えて?」 「フィオーナ、いい質問だね!僕らの祖先は、ずっと昔、ぺるーからやってきたんだよ・・・・(以下、省略)」








子供向け博物館とお思いでしょうが・・・










大人ばかり。






展示物も・・・







昔の芋ほり道具。







昔の芋ほり風景(南米にて)。








世界の芋モビール。



などなど、大をも唸らせる逸品ばかり。











次。











フィオーナの番。「私の祖先は、魚不足のとき魚フライの替わりとして生まれたの。それで細長いの。アメリカのポテトチップとはいとこなの」などなど語っていますが、それはさておき・・・。








これは全てフライヤー。家庭用から業務用まで様々です。








短冊カッター。

山芋短冊にも最適?。










屋台の模型。

フライドポテトはベルギーの国民食。今回の訪問でも屋台をよく街で見かけました。








実物大の屋台であなたも一国一城の主を擬似体験。








フライドポテトのキャラクターグッズを世界から。







油の看板。







殿堂入りした屋台の写真、などなどなどなど・・・・。






久しぶりに生物と歴史の勉強をしたためか、頭から知恵熱がでる始末。






ふらふらになりながらコーナーを曲がり、いよいよ出口と思いきや・・・。











はい、観光地の定番ですね。

しっかり穴に顔を埋め込んで記念撮影をし、芋のご両人にお別れを告げて、いざ出口へ。









と思いきや、また出てきましたよ。





フィオーナ「フライドポテト屋さんは地下よ」

ピーター「美味しいよ。ペロッ」







下から薫るフライドポテトのいい匂いに誘われ、思わず店に入ったのが運の尽き。

注文すると、1人前で日本の4人前はあろうかと思われるフライドポテトがでてきました。

残して帰ろうとすると、俺が手塩にかけて作ったポテトが食えねえのかと言わんばかりに、

店の頑固オヤジの目がギロリ。何とか2時間かけて完食です。




FRIET MUSEUM。私に限ってはその責務を果たしたといえるでしょう。

なぜならフライドポテトを見てもフレンチの文字は微塵も浮かばないからです。

浮かぶのは、ベルギーのほろ苦い思い出だけですから・・・。