先日、パリから南へ300キロメートルのところにあるリモージュという街にふらっと立ち寄ったときのこと・・・。


下調べもせず街を散策していると、やたらと目に付く陶磁器店の数々。

おもむろにガイドブックを取り出し調べてみると、何と驚きです。

この街はフランス随一の陶磁器の街ということではないですか。

不勉強にもほどがありました。


さらにガイドブックを一読すると・・・・。

この街には「アドリアン・デュブーシェ国立陶磁博物館」という
フランスでも数少ない国立の陶磁博物館があるということです。

陶磁器には人並み以上の興味はありませんが「国立」という名にほだされ、
なにか珍品、名品があるやもしれぬということで一路博物館へ。









【アドリアン・デュブーシェ国立陶磁博物館】



1900年頃に建設されたというこの博物館、壁面には磁器の装飾が施され、
何とも瀟洒なかんじです。

庭園をぬけ、両脇に噴水が施されたエントランスを何気なく通過しようとしたまさにその時です。




【エントランス前の涼しげな噴水】













恍惚な表情を浮べる男性?の顔から汗ならぬ水が・・・・。

汗で例えるなら「玉のような汗」それとも「滝のような汗」、はたまた「汗しぶき」とでもいうのでしょうか?









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一部目詰まりしている汗腺?もあるようです。

フランスは鉱水なので、カルシウムなどのミネラル成分が原因なのでしょうか。

お手入れが大変そうです。









風変わりなお出迎えに気分は高揚するばかり。急いで入口の扉をあけると・・・。





【博物館内部】


広い館内は古今東西の陶磁器がズラリ。

フランスのリモージュ焼が中心ですが、その他にもヨーロッパやアジア各地の陶磁器からガラス器が
年代別、国別に整然と陳列されています。その数何と12,000点余り。






【リモージュ焼以外にもウェッジ・ウッド、ロイヤル・コペンハーゲン他世界の名品が並ぶ】






同行者が秀麗な逸品にうっとりするなか、
エントランスの噴水に触発されたわたしは珍品?探しに直走ります。










中央部、つぼの横に張り付いた顔も気になりますが、やはり右上部、置き時計上部の水牛の角?も気になります。

















拡大。






びっくりです。エーゲ海を優雅に泳いでいそうな双子の人魚でした。動きがシンクロしています。







次。





【リモージュ焼 1860年頃】

近藤勇もビックリの大口。

何を隠そう灰皿です。

この顔を眺めると自然と心が和みます。

リラックス気分で思わずタバコも1本が2本、2本が3本へとなることは容易に想像できます。

この柔和な表情は罪作りです。










最期。






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【リモージュ焼・1870年頃】

博物館の説明書き曰く「中国の知識人」。

製作当時の題名なのでしょうか?それとも最近になってつけた題名なのでしょうか?

私のなかでは「ちょんまげを結えた番頭さん」なのですが・・・・。

そうこうしている間に閉館時間が迫り、先ほど疑問を胸に抱いたまま泣く泣く博物館を後に。


最後に噴水を一瞥すると・・・。




【スローシャッターでパシャリ。実際の見た目はこのような感じです】


その姿は孔雀の衣装を身にまとったリオのカーニバルの踊子を連想させ、
先ほどのモヤモヤを払拭させるには十二分。

思わずハミングしながら小刻みにステップしている自分がそこにいたのでした。